学校の掃除時間、反省会で一人一聴き活動。聴き力Qカードは楽しい。

自分の残りの人生で、あと何人の話を「聴く」ことができるのだろうか?

と、しばしば思います。

自分が相手の話を「聴く」ことで、相手が元気になったり、成長のための気付きが促されたり、自分との関係性がよくなったりすることがしばしばあるからです。

聴く効用については、多くの方が述べておられるところです。

それでは・・・

多忙な学校現場で、教員はどうしたら子どもたちの話を聴く時間を取ることができるのでしょうか。

ほとんどの学校で教育相談という時間が既に設けられています。放課後にこの時間を設けるために、教育相談が行われる期間は、50分授業が45分授業に短縮される・・・そのような学校も多くありました。

教育相談は、カウンセリング的に行われることが多いと思いますが、学級担任時代後期の自分はコーチングのスキルとマインドを使って子どもたちの話を聴いていました。

これに加えて、「生徒の話を聴く」について次の2つの方向性があると思います。

1つ目は・・・

生徒間で聴きあう、聴き合うネットワークづくりを進める

です。

これを実現するためには、聴くスキルとマインドを教え、その練習を組み入れた授業を行います。ソーシャルスキルトレーニングの中でも優先度が高いものだと考えています。

2つ目は・・・

日常生活にルーティン活動として、相手の話を聴くシステムを入れる

です。

これについて、私は掃除時間後の反省会で一人一聴きを行っています。

掃除の反省会で、一つの班、5〜6人が一列に並んでいます。そのときに私がお題を出し、生徒が順にそれに答えていきます。私は言語・非言語でリアクションを出しながら聴きます。

過去によく出していたお題は・・・・

班長さんのよいところは何だと思いますか?

です。

これには、よいところ探し文化を醸成するという目的があります。褒め言葉の語彙力アップにもつながると思います。

よいところを言ってもらった生徒の自己肯定感も上がります。次の日は他の班員さんについて同様に聴いていきます。

「○○先生のよいところは何だと思いますか?」もよく使う質問です。生徒はしっかりと答えるものです。対象の先生の間接褒めになります。

この場所の掃除を通して高まったと思う力は何ですか?

生徒

えーと、隅々まで見通す力です。

では、その力は将来どこで役立つと思いますか?

これは、掃除を心育ての場に変えていくやり取りになると思います。

「これから掃除を通して高めようと思う力は何ですか?」という問いも目標づくりに有効だと思います。

「今学期チャレンジしたいことは何ですか」「好きな色と理由を答えてください」「今回の行事で学んだ最大のことは?」「どんな生き方をする先輩になりたいですか」など、いろいろな問いを発することができます。

ここ2年ほど楽しんでいるのが、聴き力Qカードを使ったお題決めです。場が盛り上がり、温かくなるのでおすすめです。

自分はこのカードを理科準備室に常備しており、理科室やその周辺を掃除してくれる生徒に対して使っています。

例えば、Qカードの公式ホームページの写真や私が撮った写真に・・・・・・

自分に期待することって何ですか?

と書いてあるカードの写真が載っていますが、それを含めて32のカードで「聴き力Qカード」は構成されています。

トランプで手品をするときのように生徒に一枚カードを引いてもらい、裏に書いてある言葉はその日のお題になります。

上記の問い=「自分に期待することって何ですか?」もそうですが、一見答えられなさそう、でもその機会に考えて自分の内面を探る手がかりになる、選びぬかれた問いが揃っているように思います。

工夫すれば、他の場面・・・・例えば研修会のアイスブレイクでや家庭でも使うことができるのではないでしょうか。

教員は自腹を切ることが多いのですが、自分は購入する価値があった商品だったと思います。でもひょとしたら学校の必要経費として落とすことができるかもしれない・・・と今思いました。

あ、私には一銭も宣伝費は入らないので念のため。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる